知性主義という言葉

*知性主義ということばを今日初めて聞いた

いわゆる「知的生産術」本の多くは、そのタイトルに「知」という言葉があるにもかかわらず、皮肉にもその根本のところで、アメリカの伝統的な思想潮流である「反知性主義」を抱えている。自己啓発というのは「自助(セルフ・ヘルプ)」とともに古くからアメリカにある社会倫理だ*2。日本の社会でも出版や教育といった分野で公共的なサービスやリソースがどんどん手薄になっていくなか、根本的に国家や社会への不信を土台にした、アメリカ的な「反知性主義」の思想に一定の需要があるのは当然かもしれない。

知的生産術の本っていうと、例えば僕が最近本屋で立ち読みして、「うわっすげっこんな本の読み方あるんだ!こんなふうに勉強するんだ!すげーすげー」って言いながら全部買って全部読んだ勝間和代さんとか、本田直之さんの本を含む最近はやりの本ですね。
しょーじき言って上のエントリの続きを読んでも、今の僕にはピンとこなくて、何のことを書いているのかもよく分からないっす。
知性主義という言葉がどういう風に使われる言葉で、それを上記エントリではどういう意味で使っていて、それと現代の知的生産術のどのへんがどう関係あるのか、ってのは調べなければわからなかったり、じっくり考えないと飲み込めないことがおおいようで。

勝間さんとかのおかげで、本を読むようになったので、良かったと思ってるんだけど、そこでそれを批判している(らしい)文章に出会って、「まだつえー奴がいるからわくわくすんぞ」みたいな少年ジャンプ的感覚を味わってます。
上記エントリの内容に、自分が同意する側でも逆でもどちらでもいいけど、誰かが何か言ってるときにじっくり考えないとよくわからんってのは、僕はストレスを感じることなので、早く分かるようになるといいなと思います。

インターネットがあると、賢そうな人がいっぱいいて楽しいなー。
どの分野でもどこまで行っても、自分より「できる人」に会えそうだ。